きじ

きじ
I
きじ
〔黄色い体液を出すところから「黄血」とも書く〕
釣りで, 餌(エサ)に用いるシマミミズをいう。
II
きじ【亀茲】
III
きじ【喜字】
きのじ(喜字)
IV
きじ【奇事】
(1)不思議な事。 あやしい事。
(2)珍しい事。
V
きじ【木地】
(1)木材の地質。
(2)漆器を作る過程で, 漆を塗る前の地肌のままの器物。
(3)轆轤挽(ロクロビ)きや木彫りなどの材料とする, 粗びきした材。
(4)「木地塗り」の略。
VI
きじ【棄児】
捨てられた子供。 捨て子。
VII
きじ【棋峙】
碁盤の上に白黒の碁石を置いたように, あちこちに群雄などが割拠して相対すること。

「付近に~せる敵の各砲台より/肉弾(忠温)」

VIII
きじ【機事】
機密の事柄。
IX
きじ【素地・生地】
(1)手を加えていないもとのままの性質。 生まれつきの性質。

「~が出る」

(2)化粧をしていない肌。 素肌。

「つやのある玉肌の~/少年(潤一郎)」

(3)染色などの加工を施していない布地。 また, 縫製の材料としての布地。
(4)陶磁器で, まだ釉(ウワグスリ)をかけていないもの。 特に, 素焼きしていないものをいう。
(5)小麦粉などのデンプンを材料とし, 水分を加えて練ったもの。 パンや麺などの整形・加熱調理をする前の状態。
X
きじ【記事】
(1)新聞・雑誌などに報道されている事柄。 また, その文章。
(2)事実をありのままに書き記すこと。 また, その文。
(3)「記事文」の略。
XI
きじ【雉・雉子】
キジ目キジ科の鳥。 雄は全長80センチメートルほど, 尾が長く40センチメートル近くあり, 深緑色を主色とした羽色で美しい。 雌は雄より小さく, 全身黄褐色で尾が短い。 地上で餌(エサ)をとり, 早春の発情期に雄はケンケーンと鋭い声で鳴く。 日本特産種で, 1947年(昭和22)国鳥に指定。 北海道以外の各地に分布。 キギス。 キギシ。 ﹝季﹞春。 《父母のしきりに恋し~の声/芭蕉》
~の=草隠(クサカク)れ(=隠れ)
キジが草の中に頭だけを隠して尾が出ているのに気がつかないこと。 一部を隠して, 全体を隠したつもりでいること。 頭隠して尻隠さず。
~も鳴かずば撃(ウ)たれまい
無用の発言をしたばかりに, 自ら災害を招くことのたとえ。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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